プログレを語ろう!

プログレ、60~70年代ハードロック、その他好きなアルバムを気ままに語っていきます。

ANABELAS

BUBU(ブブ)の唯一作。アルゼンチンのジャズ・ロック/アバンギャルド。

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『ANABELAS』(『アナベラス』)(1978年発表)

ヘヴィーシンフォかハードロックか、全く音が想像つかなかった本アルバム。蓋をあけて見ると、これはジャズ・ロックと言っていいね。アルゼンチンにはあまり無い音ではあるが、しなやかでありながら剛直な質感は、アルゼンチンならでは。

所々でハードに畳み掛ける部分もあるが、終始なっている管楽器と適度なスイング感が、ジャズ・ロック臭さを醸し出す。

ジャジーかと思ったら混声合唱があったり、単調かと思ったら複雑な展開に入ったりと一筋縄では行かない。さらに、長尺ナンバー3曲ということもあって、その道の人には悶絶物。

聴いた後の疲労感は半端なく、体調の悪い時はちょっと聴けないが、これは面白い作品。


1曲目「El Cortejo De Un Día Amarillo」(前半)


1曲目「El cortejo de un día amarillo」(後半)


2曲目「El Viaje De Anabelas」

アルゼンチン |

GRANDES EXITOS

BANANA(バナナ)のベスト。アルゼンチンのポップ・ロック。

GRANDES_EXITO
『GRANDES EXITOS』(2004年発表)

今度は久しぶりに南米物を聴こうと思い、まだ記事にしていないアルバムはどれかな、と探していると目に付いたのがこれ(あなたガー好きダカラ~♪)。

'70年初期から中期のヒット曲を中心にしたベスト盤。いい時代だ。

アルゼンチンらしく、たおやかで、しなやかで、それでいて芯のあるサウンド。あちこちに哀愁が散りばめられているが、特に6曲目は至極のバラード。日本人の琴線に触れる哀愁のメロディー。

最近、非人間的なものばかり取り上げて来たので、この盤でようやく人間の心を取り戻した(笑)。


1曲目「Toda Una Noche Contigo De Cesar Pueyrredon」


5曲目「Conociendote」


6曲目「Ella Esta Con Lagrimas En Los Ojos」

アルゼンチン |

SUPERANGEL/TERCER MILENIO

ORION’S BEETHOVEN (オリオンズ・ベートーベン) の 『SUPERANGEL』 と 『TERCER MILENIO』 の 2in1。アルゼンチンのサイケ・ハード/ハード・ロック。

「今日からあなたをヨッパライ大臣に任命しよう。よし、就任祝いに、今日は飲みだな…」

何やら怪獣が出てきそうな出だし。随分モッサリしてるな、と思いトラックを見てみるとまだ2曲目! ジャーマンのような重々しいゴニョゴニョサイケで、まさに泥酔状態。

けど、最後まで聴いていると徹底している。ぶれない。2枚目ではヘビー・メタリックな要素もあり、斬新さもある。重々しいけど、このしなやかな感じがアルゼンチンらしい。

迷走でもなく、ヨッパライでもなく、しっかり芯のある、どっしりとした1枚。


2曲目組曲ラスト 『Nirmanakaya』


4曲目 『Hijo Del Relampago』

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『SUPERANGEL/TERCER MILENIO』

(1971年/1977年発表)

テーマ:サイケデリック - ジャンル:音楽

アルゼンチン |

HOMENAJE

GUSTAVO MONTESANO (グスタヴォ・モンテサーノ) の1st。アルゼンチンのシンフォ/ハード・シンフォ。

クルーシスのベーシストであった”グスタヴォ・モンテサーノ”のソロ作。なるほど、サウンドはクルーシスの、特に2ndに近い。けど、ハードさはやや後退し、たおやかさ、しなやかさが増して来た。

また、内省的に沈み込むところもあって、いかにもソロ作といった気分。

煌びやかだけど熱すぎず、線が細いようでしっかりと音を主張する。まさにアルゼンチンらしい名品です。

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『HOMENAJE』

(1977年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

アルゼンチン |

ES UNA NUBE, NO HAY DUDA

VOX DEI (ヴォックス・デイ) の6th(?)。アルゼンチンのハード・ロック/ブルース・ハード。

思ったより正統派、逸脱のない純粋なブルース・ロック。だからこそ逆に、スペイン語によるモロ・ブルースに興味がそそる。

それにしても、ズシリと思い。ブリティシュにも通ずるダウナー度。また、わかりやすさ、キャッチー度はアメリカン。ブリティシュとアメリカンが程よくブレンドされている。

ということは、アルゼンチンらしさは? うーん、この番に限ってはワカリマセン(もっとも、ボーカルの言語はアルゼンチンらしいが…)。未聴である他の番はどうだ?


1曲目 「EsUna Nube, No Hay Duda」 (まだ現役? 渋いです。)

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『ES UNA NUBE, NO HAY DUDA』

(1974年発表)

テーマ:ハードロック - ジャンル:音楽

アルゼンチン |

CLAUDIO GABIS

CLAUDIO GABIS (クラウディオ・ガビス) の2nd。LA PESADA や MANAL というバンドに参加しているというアルゼンチンのギターリストのソロ作。プログレッシヴ・ハード・ロック/ファンク・ロック。

実はこれも、初めて聴いて苦手だった1枚。最初と最後がやけにファンキーで、こういうのが苦手な私にはガクッときた。ということで再チャレンジ。

やっぱりファンキーね。

けど、所々にプログレッシヴな味つけがなされており、それなりに楽しめた。

ジャケットのおっさんが“自分のやりたい音楽を思う存分やりました”って感じ。それは十分伝わっている。

よーし、もうこうなったら、酒だ、酒だ、酒持ーて来い!


この2ndには収録されていない曲。恐らく1stか?このサイケな感触、もしかしたら1stの方が好きかも。

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『CLAUDIO GABIS』

(1974年発表)

テーマ:ハードロック - ジャンル:音楽

アルゼンチン |

CIUDAD DE GUITARRAS CALLEJERAS

MORIS (モリス) の作品(何作目かは不明)。アルゼンチンのシンガー。

こちらは打って変わって男性的で渋いボーカル。ダンディズム、低音の魅力、男の美学。アルゼンチンはたおやかなイメージが強いが、こういうのもあるのね。

曲調も意外とバラエティーに富み、豊富。いずれの曲も、音楽を楽しむ精神に溢れている。

男の哀愁、イタリアだと 『オスカー・プルーデンス』 なんかと聴き比べてみると面白いかも。

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『CIUDAD DE GUITARRAS CALLEJERAS』

(1974年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

アルゼンチン |

CRISTO ROCK

RAUL PORCHETTO (ロール・ポーチェット) の作品(1stか?)。アルゼンチンのシンガー・ソング・ライター。プログレシッヴ・ロック。

以前紹介した2作(『PORCHETTO』、『CHICO COSMICO』)よりも、楽曲の幅が広い。クラシカルなのはもちろん、ロック、ブルース、そしてカオテックなものまで、いろんなジャンルが吸収された、よりプログレッシヴで意欲的な作品。だからか、こちらの方が古いアルバム(1973年発表)だということにビックリ。

でも、やっぱりいいのは素朴な歌物。女性のような繊細でたおやかな歌声があれば、もうそれだけで名盤。弦楽器との相性も素晴らしい。

ボーナスが4曲も入っていて、やはり彼の美しいボーカルが堪能できる。イタリアだと”フンカムンカ”あたりと聴き比べてみても面白い。

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『CRISTO ROCK』

(1973年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

アルゼンチン |

PABLO EL ENTERRADOR

PABLO EL ENTERRADOR (パブロ・エル・エンテラドール) の1st。アルゼンチンのプログレッシヴ・ロック/シンフォ。

これも暑い夏にピッタリ。明るさ。陽光。その中にチラッと垣間見れる一抹の悲哀感。1983年という時代からか、音はクリアーで現代的なサウンド。だからあまり聴いていなかったのだが、記事にするのを切っ掛けに最近聴いてみた。

悪くない。こぎみよい演奏にキャッチーなメロディー。決して熱くならず、クールに決める。

70年代初期ではなく、プログレが減退した80年代初期の音ではあるが、洗練と哀愁に包まれる、宝石のような一枚。

2曲目で ♪アメリカ~ アメリカ~♪ と歌っている。やはりか…。曲によっては何となくアメリカン・プログレ・ハードのような雰囲気も…。

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『PABLO EL ENTERRADOR』

(1983年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

アルゼンチン |

CHIMANGO

ROQUE NARVAJA の作品(何作目かは不明)。アルゼンチンのシンガー・ソング・ライター。フォーク/ポップ。

爽やかで瑞々しい音。ジャケットのイメージとは違って、とても清清しい。

弦楽器もアコースティック・ギターもとてもクリアー。暑苦しい今にちょうどピッタリの、清涼感溢れるフォーク/ポップです。

決してギトギトの“プログレ”を期待してはいけません。

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『CHIMANGO』

(1974年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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