プログレを語ろう!

プログレ、60~70年代ハードロック、その他好きなアルバムを気ままに語っていきます。

Le Mani

Le Mani の唯一作。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

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『Le Mani』(1976年作。未発表。2006年発売)

今度はイタリア物が聴きたくなり、後で聴こうとそっと閉まっておいた本アルバムの封をようやく切った。

ジャケットのイメージから、静かーに入るのかと思ったら、のっけからハイテンション、かつ前のめり気味の演奏。ちょっと意表を突かれたが、この情熱はイタリアらしい。

時折シンフォニックに盛り上がりながら、中盤から最後にかけて、このジャケット通りのひっそりとした展開に。そしてオープニングの喧騒が嘘だったかのように、誰にも気づかれず静かに幕を閉じる。

動から静へと向かっていく構成で、一般には逆から聴いた方が作品としての輪郭がはっきりするような気もするが、いつ終わったか分らない程ひっそりと終わる引き際に、仄かに気品が漂う。

うーん、とても贅沢なアルバム。聴いてよかった。


1曲目「Tarantella」


2曲目「Il palazzo」


3曲目「Canto」


4曲目「Mani」


5曲目(Last)「La casa del vento」

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INVASORI

PANGEA (パンゲア) の唯一作。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

イタリアと言えば情熱のイメージがあるが、こういう繊細なタッチもイタリアならでは。その繊細さの中にも、大胆な心持ちがある。

とてもコンセプチュアルな作品ではあるが、それほど難解ではない。音の輪郭はしっかりとある。けど、如何せん生命を感じない。血の色を感じない。

色の無い人間が現れる。このジャケの線画のように。


1曲目「Invasori」


6曲目「Arcipelago」

『INVASORI』

(1976年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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ESSERE O NON ESSERE? ESSERE, ESSERE, ESSERE!

IL VOLO (イル・ヴォーロ) の2nd。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

象徴的なジャケットの1stより、こっちの2ndの方が好きだったりします。直線的でドラマティック。メリハリのある演奏。官能と恍惚の音世界。後半に行くほど、徐々に何かが崩れていく…。見事なバランス、構成だと思います。

ただ、私のCDは音が良くないのが残念。音量レベルが低く、音が引っ込んだ感じ。リマスター盤で聴くとさらに格別か。

まさに IL VOLO=”飛翔”。

空高く飛び上がる 純粋な心
子供の頃感じた 魍魎の心

少年の瞳に映るのは
真っ白なキャンバスから弾かれた
この飛行するカケラか

童心だけに映る
未知からのカケラか


1曲目「Gente In Amore」

『ESSERE O NON ESSERE? ESSERE, ESSERE, ESSERE!』

(1975年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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IL VOLO

IL VOLO (イル・ヴォーロ) の1st。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

これは苦手ではありません(笑)。イタリアのスーパー・バンドと言われているこのバンド。流石、そつが無いシャープな演奏。特にベースのリズムが強烈。低音効かせて大きなスピーカーで聴くと、ボンボンと凄い音圧。

1曲目の冒頭、御伽噺が始まったって感じ。昔見た絵本の世界へと連れて行かれる。


1曲目「Come Una Zanzara」(ん? なんか関係ない(?)ジャケットが映ってるぞ。まぁいいか。)

『IL VOLO』

(1974年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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VIETATO AI MINORI DI 18 ANNI?

JUMBO (ジャンボ) の3rd。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

いきなりボーカルから始まり面食らうが、その後は完全にプログレ。あれっ、君たちブルースがやりたかったんじゃなかったの? アルバム出す毎にプログレ色が強まる。

2曲目後半、管楽器を含め全ての楽器が突風のように疾走する場面がいい。ここは引っ掛かりがある。シアトリカルな場面もまた楽しませる。

けど、その後はなぜか混沌とした世界に。メロトロンも鳴り出すが、摩訶不思議な奥深ーい展開に…。

決して悪いわけではないけど、このバンド。やはり上級者向けね。

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『VIETATO AI MINORI DI 18 ANNI?』

(1973年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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DNA

JUMBO (ジャンボ) の2nd。イタリアン・ブルース・ロック/プログレッシヴ・ロック。

ブルースを下地に、長尺ナンバーやジャジーなナンバーまでプログレ度が増してきた。

実はこのバンド、聴いていてあまり引っ掛かりが少なく印象に残らない。要するに地味過ぎると言うこと。けど、その地味さが功を奏してか、忘れた頃に“聴いてみようかな”となる不思議さ…(けど、聴けばやっぱり地味なのね)。もしや、そんな“DNA”が組み込まれたのか?

このジャケの老婆が、また私を呼んでいる。

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『DNA』

(1972年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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JUMBO

JUMBO (ジャンボ) の1st。イタリアン・ブルース・ロック。

これは、イタリア語のブルース・ロックです(笑)。

♪アー、アー、アモーレ♪

とイタリア語でブルースやっています。ここまでモロ・ブルースやっちゃうと、それはそれで面白い。ボーカルはダミ声だけど、枯れていない。つるつるっとしたブルース。

イタリアらしさはあまり、っていうかほとんど感じないが、意味深なキーボードが流れると、仄かにイタリアの香りがプーンと。

でも、やっぱりイタリア語でブルースはちょっとね…。

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『JUMBO』

(1972年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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LA CASA DEL LAGO

SAINT JUST (セイント・ジャスト) の2nd。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

1stより、よりロック的なダイナミズムが加わった感のある、聴き応えのある一枚。

気だるかったジェーン・ソレンティーのボーカルは、歌というより演奏と一体化して溶け合っている。

けど、柔らかい岩がゴロンゴロンと転がっているような構成は、芸術なのか、それとも無鉄砲なのか。

何でラスト曲で男性ボーカル? ウ~ン、これも難解だ・・・。

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『LA CASA DEL LAGO』

(1974年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

イタリアン・ロック |

SAINT JUST

SAINT JUST (セイント・ジャスト) の1st。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

曲の切れ目がわからず、一聴しただけでは何が何だかわからない、非常にプログレ度の高いアルバム。

演劇的演出か、途切れ途切れに旋律というか音が繋がっていく。かといって全体の構成がどうかと言われれば、ちょっと困る・・・。

アラン・ソレンティー(後でアルバム紹介予定)の妹ジェーン・ソレンティーのボーカルは、アランのそれと同じく、下界から遠ざかるような、遠くを見つめるようなアンニュイ感じ。

現れては消える泡のような演奏とあっちの世界のボーカルが、ある種バラバラに紡ぎ合わさっている。ウーン、難解だ。

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『SAINT JUST』

(1973年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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GENERAZIONI

E. A. POE 唯一の作品。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

久しぶりの作品は、やはりイタリアです(笑)。

端正に織り込むメロディーとスリリングな展開の一体化が素晴らしい、上級者向け(?)のイタリア物。

イタリアにしてはクサイほどの情熱はやや抑え目ではあるが、ブリティッシュにも通ずる哀愁や、昔の刑事ドラマを彷彿させるようなスリリングな展開も見せ、聴き込めば聴き込むほど味が出る。

実は最初聴いた時はパッとしなかったのだが、最近面白くなってきた。結構そういうアルバムの方が、意外と味わい深かったりするのよね。

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『GENERAZIONI』

(1974年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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