プログレを語ろう!

プログレ、60~70年代ハードロック、その他好きなアルバムを気ままに語っていきます。

STANDARTE

STANDARTE (スタンダルテ) の1st。イタリアン・オルガン・ハード。

70年代の作品のようだが、れっきとした90年代の作品。

もう、オルガンバリバリ。クリアーなサウンドで録音技術の進歩は見られるが、意識的に70年代初期のブリティッシュ・オルガン・ロックを再現した音作り。ジェケットからもそれは伺える。

曲は、およそイタリアらしくない。知らないでどこの国かと聞かれたら、間違いなくブリティッシュって答えるだろう。

曲によってはメロトロン・ストリングスや(恐らく)メロトロン・コーラスも飛び出し、70年代の心も忘れない。

このバンド・メンバー、相当な70年代マニアね。

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『STANDARTE』

(1995年発表)

テーマ:ハードロック - ジャンル:音楽

イタリアン・ハード・ロック |

IBIS

IBIS (イビス) の2nd。イタリアン・ハード・シンフォ。

1stよりスケールが“ちっちゃくナッチャッタ”。でも、こちらの方がイタリアらしい。

楽曲はコンパクトではあるが粒揃い。1曲1曲が立っている。徹底的につくり込んでいない感じが、逆にスリリングで生々しい。

確かにちょっと地味。でも、旨い酒のつまみにちょっと食べたくなる、例えばブリ大根のような絶品料理なのです。

酒・・・ ブリ大根・・・ 

(明日ママのとこ行ってこよー)

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『IBIS』

(1975年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

イタリアン・ハード・ロック |

SUN SUPREME

IBIS (イビス) の1st。イタリアン・ハード・シンフォ。

ニュー・トロルス分裂後、ニコ・ディ・パーロが中心となって結成されたバンド。ニュー・トロルスの“ハード”と“シンフォ”な部分が、高純度で抽出された楽曲。

音はイタリアを通り越し世界基準。けど、イギリスにもアメリカにもこんなサウンド有ったかな? なんて考えると、結局この音はイタリアの音? と堂堂巡り。

おー、圧倒的スケールで世界を鷲掴み、ということね。

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『SUN SUPREME』

(1974年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

イタリアン・ハード・ロック |

FIABA

PROCESSION (プロセッション) の2nd。イタリアン・プログレッシヴ・ロック/ハード・ロック。

サックスやフルートも登場し音の広がりが出てきて、野暮ったかった1stより高質感が出てきた。

ハード系にはやはり1stだが、プログレ系にはこの2ndの方がいい。メンバーも大きく変わり、ゲストも沢山招いているよう。なるほど、音楽性の違いはその辺からきているのか。

前半は、メロトロン、スラッシーなギター・リフ、ジャジーなパートもあり結構多彩。けど後半は、叙情味さえあるが、やや静か過ぎる感じ。

(イタリア語なのに?)この無機質なハイトーン・ボーカル。インパクト大ではあるが、長時間聴くにはちょっと…、ツライかも。

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カッコいいので、内ジャケットです。

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『FIABA』

(1974年発表)

テーマ:メロトロン - ジャンル:音楽

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FRONTIERA

PROCESSION (プロセッション) の1st。イタリアン・ハード・ロック。

プログレを聴いていると、かなり先を行っているような音によく出会うが、このアルバムもそんな感じ。

イタリアでは珍しい、無機質なハイトーン・ボーカル。そして、5曲目 『Anche Io Sono Un Uomo』 でのスラッシーなギター・リフ。発表日は1972年だが、これらは80年代のスラッシュ・メタルのような感覚。こんな一瞬が突然転がっている。

4曲目 『Inconlo』 でのメロトロンの洪水も聴き所。ノリノリのラスト曲の終焉は、ちょっとビックリです。

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『FRONTIERA』

(1972年発表)

テーマ:メロトロン - ジャンル:音楽

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ATOMIC SYSTEM

NEW TROLLS (ニュー・トロルズ) の6th。イタリアン・プログレ・ハード/ハード・シンフォ

前作 『UT』 発表後、メンバーが分裂。その後、ヴィトッリオ・デ・スカルツィが中心となって製作されたアルバム。『UT』 に比べると、キーボードを中心としたシンフォニックな作品で、全体的に統一感がある。

特筆したいのは1曲目 『父オブライエン』 (渋いタイトル!)。唾吹きフルートの後の重厚かつ大胆な展開は、シンフォ・プログレ界、1、2を争う出来栄えだろう。

全編通して分厚いシンセがかっこいい。まさに仁王立ちするキーボード。王者の風格です。

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『ATOMIC SYSTEM』

(1973年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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UT

NEW TROLLS (ニュー・トロス) の5th。イタリアン・プログレ・ハード/ハード・シンフォ

ごォ~~~~~ンーーー…

それは銅鑼から始まった…。

もうそこからは一瞬の隙も許さない。音が飛び交い、コーラスが木霊する。あなたは歴史の承認者。この、とんでもなくカッコいい作品の…。

完成度? そんなことはどうでもよい。ただ真っ直ぐに、この音の洪水に身を委ねるのだ。歌声に酔いしれ、胸に手を当てて口ずさむのだ。

そうすればわかる。

『パオロとフランチェスカ』 のギター・ソロも、愛の語らいに聴こえる。

ごォ~~~~~ンーーー…(『行く年来る年』ではありません…)

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『UT』

(1972年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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IO UOMO

RICORDI D’INFANZIA (リコルディ・ディンファンツィア) 唯一の作品。イタリアン・プログレ・ハード。

男らしい武骨なハード・サウンドで、何やら哲学的な命題を問い掛ける、イタリアど真ん中の作品が登場。

うーん、こういうの好き。定期的につい聴きたくなる、私のマスター・ピース。

「ブリティッシュ・ハードの影響」という評価がよく見られるが、私はあまり感じない。高らかに歌い上げるイタリア語のボーカル。気品のあるたたずまいに、仰々しくも繊細な展開。そして、とんでもなく激しい変拍子。

鉄の塊がガッチャンとぶつかり合いながらも、インテリジェンスを感じる微妙なバランスは、まさにイタリアならでは。

こんな完成度の高い作品は、滅多に無いであろう。名盤中の名盤。

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『IO UOMO』 (邦題 『私は人間』)

(1973年発表)

テーマ:ハードロック - ジャンル:音楽

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TOPI O UOMINI

FLEA (フレア) 唯一の作品。イタリアン・ハード・ロック。

かなりブリティッシュ・ナイズされた、骨太でアーシーなハード・ロック。ネットで調べてみると、ボーカルはイタリア語のようだが、私はずっと英語かと思っていた(笑)。

重いギターにド迫力のドラム、ベースもブリブリなり、ハイ・トーンのボーカルと、まさに王道を行くカッコいいハード・ロック。

当時ハード・ロックの最先端であったろう、ブリティッシュ・ハード・ロックへの熱い想いを感じる、若さみなぎる演奏ですね。

20分を超す1曲目 『TOPI O UOMINI』には、気合を感じます。

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『TOPI O UOMINI』

(1972年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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IO NON SO DA DOVE VENGO E NON SO DOVE MAI ANDRO'. UOMO E' IL NOME CHE MI HAN DATO.

DE DE LIND (デ・デ・リンド) 唯一のアルバム。イタリアのハード・ロック。

I TEOREMI (イ・テオレミ) よりさらに原始的なイメージ(決して悪い意味ではアリマセン…)。

ノシノシと重たく迫るハードなパートと、フルート、アコースティック・ギターなどによる静かなパートが対比して進行していく。

前半には印象に残るフレーズもあるが(これがまたカッコイイ!)、後半になると“どこ走っているんだろう”的な難解なところに。

これもまた好きな人にはタマリマセン…。

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『IO NON SO DA DOVE VENGO E NON SO DOVE MAI ANDRO'. UOMO E' IL NOME CHE MI HAN DATO.』
1. Fuga E Morte  7:20
2. Indietro Nel Tempo  4:10
3. Paura Di Niente  7:46
4. Smarrimento  7:59
5. Cimitero Di Guerra  5:19
6. Voglia Di Rivivere  3:34
7. E Poi  2:05

Matteo Vitolli (electric guitar, acoustic guitar, percussion, prepared piano, flute)
Gilberto Trama (flute, tenor sax, prepared piano, piano, organ, horn)
Vito Paradiso (vocal, acoustic guitar)
Eddy Lorigiola (bass)
Ricky Rebajoli (drums, timpani, percussion)

Music by Gilberto Trama, Matteo Vitolli
Lyrics by Vito Paradiso

(1973年発表)
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