プログレを語ろう!

プログレ、60~70年代ハードロック、その他好きなアルバムを気ままに語っていきます。

TIBET

TIBET(チベット)の唯一作。ジャーマン・シンフォ。

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『TIBET』(1978年発表)

このジャケットからドロドロのへブィ・プログレを勝手に期待しちゃって、聴く前はかなりワクワクものであったのだが、実際聴いてみたら、あまり得意では無い軽快なライト・シンフォ系。

「メロトロンの洪水」という評判通り、確かにメロトロンはあちこちで使われているようだが、音が綺麗に処理されていて、もっとテープ丸出しの生々しい音が好きな私にとってはちょっと期待外れ。まっ、時代も1978年と技術的に音が洗練されてきた時期なので、当然と言えば当然なのだが。

プログレ後発組と言うこともあってか、イエスやジェネシスといったシンフォ系プログレバンドからレインボーのような様式美ハードロックまでいろんな影響が垣間見れるが、それもご愛嬌。

もちろん、プログレの作品として大作だと思う(記事にするにあたって3回も聴き込んだし)。構成と緩急で引っ張って行くところは、まさにプログレの王道を行くもの。ただし(私にとっては)極めて優等的な作品なので、屈折したモノを期待しちゃうと拍子抜けするかも。


1曲目「Fight Back」


2曲目「City by the Sea」

ジャーマン・シンフォ |

ZWAI

HAX CEL の作品(唯一作?)。ジャーマン・クラシカル・ロック。

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『ZWAI』(1972年発表)

今度は久しぶりにジャーマン物を聴こうと思い、まだ記事にしていないアルバムはどれかな、と探していると目に付いたのがコレ(オイオイ…)。

夜想曲のような出だしで、思わず期待を高ぶらずにはいられない。非常に地味な印象もあるが、とても味わい深いものがある。

ギターはないけど、リズム隊がしっかりしていて、ロック的ダイナミズムもある。その硬質なリズム隊の上を、フルートと鍵盤の花が時には可憐に、時には情熱的に咲き誇る。

ロック側からかなりクラシックに接近しながらも、かといって安直にストリングスに走らないでバンド・アンサンブルに徹底しているところが魅力。

それにしてもドイツらしく、とても生真面目な音ね。あまりに遊びがなく、息が詰まりそう…。


1曲目「Albinoni」

ジャーマン・シンフォ |

HOSIANNA MANTRA

POPOL VUH (ポポル・ヴー) の3rd。ジャーマン・シンフォ(シンフォでいいのかな…)。

これも、ベースもドラムも無い。いわゆる“ロック”とは言い難い。

だからか、最初はよくわからなかったけど、何度か(我慢して?)聴いていると、ふとした旋律が琴線に触れたりする。曲の起承転結が全くわからない(いや、無い?)。だけど、小さい恍惚の断片断片が、現れては消え、現れては消え…

名盤かどうか私にはわからない。けど、音楽ではなく、ボーっと“音”を聞きたいときには、ちょっとこのアルバムを聴いてみる。すると、一音一音が格子縞のように紡ぎあって、瞬間瞬間には、物凄い名盤を聴いているような幻想を抱くのです。


1曲目『Ah!』 (“異形の美”とてでもいいましょうか…)

『HOSIANNA MANTRA』(邦題 『ホシアンナ・マントラ』)

(1973年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

ジャーマン・シンフォ |

BROKEN DOOR

PROSPER の唯一作。ジャーマン・シンフォ。

ワケわかんないものの登場です。っていうか、基本的にワケわかんないものばかり聴いているのですが、これは本当にワケわかんない(これ、プログレでは誉め言葉ね)。

キーがとにかくマイナー。特に前半はマイナー・キー(コード?)の雨あられ。と思いきや、突然キャッチーで明るい曲に。なんだ、なんだと聴いていたら、いつの間にかドラム・ソロになってたり。

そうそう、メロトロン。洪水ではなく、染み出てくるような妖しいメロトロン。このジャケのような、何かを掴もうとしても何も掴めない、変態シュール絵巻ですね。取らえ所の無い不思議な音です。でも、所々に“美”が散りばめられているのです。

こりゃ、ずっと気になるな…。

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『BROKEN DOOR』

(1975年発表)

テーマ:メロトロン - ジャンル:音楽

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THE COLLECTED WORKS OF SCHICKE FUHRS FROHLING

SCHICKE FUHRS FROHLING (SFF) の1st、2nd、3rdの”3 in 1”。スイス(ドイツ?)のプログレッシヴ・シンフォニック・ロック。

「苦手だったあの盤を、もう一度聴き直してみよう」シリーズ、今日はこの猛者です。

とある中古屋さんで、この盤を視聴しながらマスターとの会話。

私「これロックですか?」
マスター「そうですね。どのジャンルかって言われれば、ロックになるんでしょうね…」

なんてマッタリとした会話が有ったほど不信感がありまして、それでもこの盤を買った私。案の定、一発で挫折しラックの奥へ。

今日久しぶりに聴いてみたんだけど、エレクトロニクス系というのか、そう思って聴くと割と面白い。メロトロン使いまくり、変拍子(というか変なリズム)鳴りまくり。

最初は人工的な音がイヤだったけど、これを生身の人間が演奏していることを考えるとやはり凄い。所々に映画的迫力、ハードロック的ダイナミズムもある。

そういう意味で、1st、2ndは結構良い。けど、3rdはイージーな感じで、聴き所を変えないといけないかも。

正確無比、人間業とは思えない強靭な“手織り工業 of キーボード”です。


3曲目「Dialog」~2曲目「Solution」

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『THE COLLECTED WORKS OF SCHICKE FUHRS FROHLING』

(1st 『SYMPHONIC PICTURES』-1976年発表、 2nd 『SUNBURST』-1977年発表、 3rd 『TICKET TO EVERYWHERE』-1978年発表)

テーマ:メロトロン - ジャンル:音楽

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COSMIC CENTURY

WALLENSTEIN (ヴァレンシュタイン) の3rd。ジャーマン・シンフォ。

ジャケットはなぜか地味ではあるが、音の方は打って変わって豪華。バイオリンとピアノが雅となって、階層的に積み上がるような立体的なシンフォを聴かせてくれる。

ハードな1st とシンフォな2ndを足して2で割り、そこに余裕のようなものが加わった快作。クールだけど肉欲的な感じのこの音は、このバンドの圧倒的な個性のように思える。

最終曲で瞬間的に“ピンク・フロイド”になるが許そう(笑)。

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『COSMIC CENTURY』

(1973年発表)

テーマ:メロトロン - ジャンル:音楽

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NOVALIS

NOVALIS (ノヴァリス) の2nd。ジャーマン・シンフォ

僕もこの盤やりたい! プログレ連鎖シリーズ(仮題)第一弾です(笑)。

いきなりのモッサリしたキーボードでちょっと面食らうが、歌が入れば一気に哀愁が支配する。

初めて聴いたときはピンとこなかった。もっと劇的なものとか、激しいものを期待していたから。けど、こうして改めて聴いてみると、まさに叙情詩そのもの。枝葉を削ぎ落とし、叙情の“核”のみぞ残る。

これぞ“ロマン”。(漢字で)“浪漫”の方がいいか。

PS
ピンク・フロイドのメンバー、リック・ライト氏が他界したそうです。フロイドは、私をプログレの世界に引きずり込んだ大きなバンドの一つです。

謹んでご冥福をお祈り致します。

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『NOVALIS』

(1975年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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ZEITMASCHINE

MADISON DYKE (マディソン・ダイク) の唯一作。ジャーマン・シンフォ。

オープニングのシンセの幕開けは、奥深いドイツの冬を思わせる。何かを期待せずにはいられない、深海から沸きあがるような鼓動。

優等的な、極めてマジメな演奏。そして勇壮な哀愁と荒涼感。終始乾いたシンセが鳴り響き、しっかりと主張がある。けど、いつまでもオープニングの印象が…。それはあまりにも凄すぎた…。

ん? メロトロンも入ってるようだ。何処だ何所だどこだ? シンセと溶け合って気づかなかった…。

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『ZEITMASCHINE』

(1977年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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MOTHER UNIVERSE

WALLENSTEIN (ヴァレンシュタイン) の2nd。ジャーマン・シンフォ。

メロトロンが大量に流れる、夜想曲のようなゆったりとした1曲目 『Mother Uneiverse』。この曲によって、穏やかなものとしてこのアルバムのイメージが固定されてしまいがちだが、改めて聴いてみると、畳み掛けるハードな演奏やアコーステイックな面もあり、いろんな事をやっていて面白い。

それにしてもメロディーが何となく変。普通なのか普通じゃないのか、妙なメロディーが次から次へと流れる。

3rdが有名らしいが、所有しているがまだ未聴。それでは聴いてみますか。

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『MOTHER UNIVERSE』

(1972年発表)

テーマ:メロトロン - ジャンル:音楽

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RIDING ON A TEAR

ZOMBY WOOF (ゾンビ・ウーフ) 唯一の作品。ジャーマン・シンフォ

ドイツ・ロマン、まだ続く。

これはまたドイツでしか出来ない音。四角いロック!

きっちり整理整頓された、全く“遊び”が感じられないロック。敏感なハンドル。優等生がロックしちゃいました、見たいな(笑)。

あまりにキッチリし過ぎて、ちょっと息苦しくなるような音(東欧っぽい雰囲気かな?)。イタリアでもイギリスでもこんな音は生まれないだろう。

オープニングのピアノと、中盤のサックス&コーラス・メロトロンは、まさに“ロマン派”の哀愁を醸しています。

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『RIDING ON A TEAR』

(1977年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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