プログレを語ろう!

プログレ、60~70年代ハードロック、その他好きなアルバムを気ままに語っていきます。

IL TEMPO DELLA GIOIA

QUELLA VECCHIA LOCANDA (クエラ・ヴェッキア・ロカンダ) の2nd。イタリアン・プログレッシヴ・ロック/クラシカル。

このアルバムは、やはり最初の2曲。艶やかなバイオリンの調べは、クラシックとロックの境界がわからなくなる。あまりにも美しい。

3曲目以降は、その“美しさ”を自ら崩れ落とす。破壊された美はマントをまとう欠片となり、分裂する。

あっ、もう一人後ろにいる!


これもイタリアの至宝の一つ。


1曲目『Villa Doria Pamphili』


2曲目『A Forma Di...』

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『IL TEMPO DELLA GIOIA』 (邦題 『歓喜の時』)

(1974年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

イタリアン・クラシカル |

IO SONO NATO LIBERO

BANCO DEL MUTUO SOCCORSO (バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)の3nd。イタリアン・クラシカル/アバンギャルド。

全2作の無軌道振りはだいぶ薄れ、まとまり感や落ち着きが出て来たが、それでもいざという時の突破力、疾走感は流石。ちょうど今の時期の街中のイルミネーションのように、寒々とした煌びやかさ。

その中に訪れるテノールの歌声。これが無かったら大変だ。行き場を無くし、バランスを崩し、前のめりにこける。このホットなボーカルが唯一の温かみを装う。暖炉のような暖かさですね。


1曲目「Canto Nomade Per Un Prigioniero Politico」(残念ながら途中までですが…)

『IO SONO NATO LIBERO』 (邦題 『自由への扉』)

(1973年発表)

テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

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GUDRUN

PIERROT LUNAIRE (ピエロ・リュネール)の2nd。イタリアン・クラシカル/アバンギャルド。

独立行政法人の職員の中で、税金で昼飯食ってるとんでもない奴らがいたらしい。そのお金を救急医療に使っていたら、どれだけの患者が助かっただろう。

さてこの作品。まさに“一人ワールド”。このバンドのリーダー拳キーボーディスト“Arturo Stalteri (アルトゥーロ・スタルテッリ)”の頭の中の世界が具現化している。

けど、記事にするに当って何度か聴いてみたが、今一つ実体が掴めない。でもそれはマイナス要素ではなく、宮殿の迷路に迷い込んだって感じ。そんな中でも、2曲目と7曲目のピアノは印象に残る。その2曲が私的に道標になっていたりする。

優美な舞か狂気の沙汰か? 伝統と前衛が、脳内ワールドの中で蠢いております。

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『GUDRUN』

(1977年発表)

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DARWIN!

BANCO DEL MUTUO SOCCORSO (バンコ・バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ) の2nd。イタリアン・クラシカル/シンフォ。

もう煌びやかで、アバンギャルドで。性急に、無尽蔵に、突進、突進、また突進。

1stの土着性は薄れたが、機械仕掛けのように目も眩む刺刺(トゲトゲ)の演奏が雪崩れ込む。

そして一時のオアシス「750.000 Anni Fa…L’AMORE?」

カラオケでバンコないかな?


5曲目 「750.000 Anni Fa…L’AMORE?」

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『DARWIN!』

(1973年発表)

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BANCO DEL MUTUO SOCCORSO

BANCO DEL MUTUO SOCCORSO (バンコ・バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ) の1st。イタリアン・クラシカル/シンフォ。

まさにイタリアの金字塔、恍惚、狂気。そして、イタリア嫌いになるA級戦犯(爆!)

私も最初はダメだった。けど、この“臭さ”にはまると、もうそこからは抜け出せない。

朗々と歌うボーカル、煌びやかな演奏、息もつかせぬ疾走感。先がわからない展開にハラハラドキドキ。

まさにイタリアの原液。

最もイタリアらしいけど、イタリア初心者にはなぜかお奨め出来ない(?)濃厚過ぎる一品。


曲目 「R.I.P.」(き、貴重だ…)

『BANCO DEL MUTUO SOCCORSO』

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(1972年発表)

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SIEGFRIED, IL DRAGO E ALTRE STORIE

ERRATA CORRIGE の1st。イタリアン・プログレッシヴ・ロック/クラシカル。

何だか繊細で可憐な、いかにもイタリアらしい、クラシカルで奥深い作品。

旋律はとてもマイナーだけど、全体の構成や音使いに優れ、なぜか印象に残る。

圧巻やラスト曲 『Saturday Il, Cavaliere』。油断していたらビックリするくらいの重低音。チェロの重い音がズシリと響き、オゥ、カルチャー・ショック! 初めて聴いた時は、思わず息を飲んだ。

とても難解だけど、芸術性溢れる作品。

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『SIEGFRIED, IL DRAGO E ALTRE STORIE』

(1976年発表)

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APPUNTI PER UN’IDEA FISSA

CAPSICUM RED (カプシクム・レッド) 唯一の作品。イタリアン・プログレ・ハード/クラシカル。後に I POOH (イ・プー) に加入する事になるベーシスト、レッド・カンツィアンが在籍していたグループ。

ベートーベンの 『悲愴』 をアレンジした組曲から始まる、何とも大胆な作品。アレンジというか、そのまんまの所もあるが、クラシックとプログレの相性の良さを非常に感じる。

バタバタ前のめり気味の曲調から、突如リリカルな旋律が現れたりなど、浮き沈みの激しい展開はまさにイタリア。

恐らく盤起こしだろう(針の音が聞こえる・・・)、音はモッサリしているが、それを差し引いても十分楽しめる。

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『APPUNTI PER UN’IDEA FISSA』

(1972年発表)

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TARDO PEDE IN MAGIAM VERSUS

JACULA (ヤクラ) の1st。イタリアン・ブラック(?)・シンフォ/クラシカル。

これもロックか? いやロックだ(笑)。

猟奇的、いや耽美的な美しさ。鍵盤の音が分厚くゆったりと、そして深いです。幽玄なフルートも、何かを隠しているような女性ボーカルも重々しい・・・。

でも怖いよー。何が怖いかって、2曲目の男女の呪文の声。その声が徐々に徐々に大きくなって、ためてためーて満を持してパイプオルガンが

「ドバーア~~~アーーーッ」

って爆裂するところ。サタンです。こんな分厚いパイプオルガンは聴いた事が無い。

夜一人で電気消して聴いてみ。マジで怖いから。

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『TARDO PEDE IN MAGIAM VERSUS』

(1975年発表)

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BUON VECCHIO CHARLIE

BUON VECCHIO CHARLIE (ブオン・ヴェッキオ・チャーリー) 唯一のアルバム。イタリアン・プログレッシヴ・ロック。

録音されていながらリリースされずに終わった幻の作品ではあるが、これもなかなかの正統派。

戯曲 『ペール・ギュント』 (未聴)をモチーフにしているようだが、クラシックをロックに変換(解釈)するという作業(創作)は成功しているのだろう、と思わせる充実振り。

確かにB級臭さはあるが、演奏はテンション高くしっかりとしていて、さらに2曲目 『EVVIVA LA CONTEA DI LANE』 の美しいバラード。B級だからといって侮れない。

(たたずまいからしてあまりにも安っぽく)あまり期待していなかっただけに、思わぬ収穫の一枚。

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『BUON VECCHIO CHARLIE』

(1990年発表[1971年録音])

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SCHONBERG KABARETT

DONELLA DEL MONACO (ドネラ・デル・モナコ) の2ndソロ。イタリアの女性シンガー。

DONELLA DEL MONACOは OPUS AVANTRA (オパス・アヴァントラ) のリード・ボーカリスト。彼女のソロ・アルバムということで、興味をもって聴いてみた。

内容は、なんと言えばいいのだろうか。決してプログレではなく、オペラでもなく、どういうジャンルなのかよくわからないが、ピアノをバックにクラシカルに歌う“ボーカル・アルバム”と言えばいいか。古い音源のレコードを聴いているような感じ。

OPUS AVANTRA とは全く方向性が違う、もっと古典的でポップな感じ。

全く私のテリトリーではないが、たまに聴くと落ち着いた気分になれる。

OPUS AVANTRA を聴いて DONELLA DEL MONACO の歌声に興味を持ったなら、聴いてみても損はないだろう。

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(1978年発表)
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